以前のレッスンでは『線遠近法』の基本になる一点透視図法を利用して椅子や室内デザインを描きましたね。
(2022年4月 室内を描く 遠近法を学ぼう@A)
今回はそこから一歩進んで外の風景を描いていきますよ

遠近法と聞くと苦手と思う生徒さんもいらっしゃいますが、難しく考えすぎなくて大丈夫

自分が見ている空間から「遠い・近い」「高い・低い」「広い・狭い」の関係性が見つかればOKです

遠近法の始まりは紀元前ギリシャの舞台美術とされています。
小さな舞台上に広い世界を作り出すすごい発見ですね。
絵画においてもまた、平らなキャンバス上に奥行きのある世界を生み出す、とても大事な技法なのです。
お話はここらへんにして、実際に描いていきましょう

今回は写真見ながらの制作です

描きたい風景を選んだら、写真の中にある遠近関係を探してみよう

写真に線を引いて消失点を見つけたり、「遠い・近い」の関係を見つけたり、なんとなくわかってきましたね〜

どんな風景が描けたかな?見ていきましょう。




見事な一点透視図法

建築物の写真を見ながら。
建物の奥に続くカーブも自然に描けています。
みなさん『描き方が何だかわかってきた!』と喜んで描いていました

着彩も頑張りましたね

続いてこちらは風景写真から。
空気遠近法を意識して描きました


遠近法以外にも海の空のにじみの表現にアッパレ



きれいな川の風景ですね

みんな風景を描くコツがつかめたようです

大人でも遠近法に抵抗感がありますが、頭の片隅に覚えておくといつもの制作につながるヒントになりますよ〜

今度は公園で写生大会しましょうね

